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会長挨拶

このたび、2018年5月に開催されました第40回日本比較文化学会全国大会総会におきまして、前会長の任期満了に伴い新しく会長に選出されました八尋春海です。どうかよろしくお願い申し上げます。

本学会の前身は、1979年に故芳賀馨先生を中心とした数名が集まって、サロンと称して学際的な学会を立ち上げられた「東北比較文化学会」に遡ります。今では国内に6支部と海外に提携協定先として韓国日本文化学会、台湾日本語文学会、台湾日本語教育学会、村上春樹研究センターの4団体を有し、600名近くの会員を擁する「日本比較文化学会」として、国際性豊かな学会に成長しています。

そもそも異なった専門領域を有する研究者が集い、横断的に展開してきた「比較文化研究」でしたが、最近では、本学会の存在意義について認識も大いに深まり、その進展がますます期待される学問領域となってまいりました。いつの時代にあっても、他者を思いやり、お互いの違いを尊重し、自分を相対的に見ることは大切です。そのためにも、比較文化の視点は欠かせません。このような点で、本学会が平和な社会の実現に貢献できるよう、私自身もこの職務を通して微力ながら全力を尽くしていきたいと考えております。

これまで、初代会長 山浦拓造先生、第2代会長 椎野正之先生、第3代会長 芳賀馨先生、4代会長 太田敬雄先生、5代会長 山内信幸先生、6代会長 奥村訓代先生が、本学会を量的にも質的にも大きく成長させて来られました。これまで学会を牽引されてきた歴代の会長のご尽力を深く心に留めておきたいと思います。

私は日本比較文化学会の存在意義の一つは、若手研究者の育成にあると信じています。私自身も本学会に入会直後から、自分の成長に繋がるさまざまな機会に恵まれたことに感謝しています。ここには、他の学会にはない、雰囲気の良さがあります。若手が伸び伸びと研究発表や論文投稿できる環境が整っています。不器用な私は、一度に多くのことはできませんが、この雰囲気を維持し、さらに多くの若手研究者が活躍できる学会になるよう努力してまいります。

今後は、会員の皆様方のより一層のご理解とご協力を賜りながら、日本比較文化学会が会員一人ひとりにとって、より有意義な交流と活動の場となるように努力してまいりたいと考えております。学会員の皆様方のお力添えを頂くことにより、学会自身が大きく育つことを切に願いながら、会長就任の挨拶とさせていただきます。

第7代日本比較文化学会会長 八尋春海